2012年6月23日土曜日

暗黒街の経済学






タイトルほど、重いもんじゃないが(笑)

ノーベル賞受賞級の経済学理論を小説で

分かり易く、扱っている。

特に、歌舞伎町のプッシャーの話に用いる、ノイマンの「ゲーム理論」

は秀逸だと思う、分かりやすさにおいて。

日頃から戦略というよりも、ブレークダウンした戦術レベルという認識だが、

囚人のジレンマ、ナッシュ均衡は常に頭に入れている。

その観点から「ゲーム理論」は有効であると思う。

この小説は、知らない人には有益だと言える。


販売、営業、交渉の定石

チャルデイーニの「影響力の武器」もでてきて、

これも、知らない人には有益だと思った。

販売メッソッドには、少なからず、組み込まれている理論。


ネットワーク経済学に関しても、理解すれば、

大きく変われる人が大勢いるだろう。

ようは、どんなに凄い理論でも

重要なのは用いかた。

用い方を知らなければ、

ただの言葉。


そんなことを、思う面白い本でした~










0 件のコメント: